20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が6月28、29日にインテックス大阪(大阪市)で開かれた。会場には、24時間態勢の国際メディアセンターが開設され、国内外から約6000人のジャーナリストが集まった。事前に使い捨てプラスチック製品の持ち込みを控えるように案内があるなど、環境に配慮した工夫が目立った。(オルタナ副編集長=吉田広子)
事前に配布されたガイドブックには、G20開催期間中、ペットボトル、バッグ、ストロー、マドラーなど使い捨てプラスチック製品の提供を控えることが日本語と英語で明記されていた。会場内への持ち込みを控えるようにという案内もあった。
会場には、大阪の食を楽しめるメインダイニングとは別に軽食コーナーを設置。おにぎりやサンドウィッチ、クッキーなどが用意された。飲み物は給水器が各所に設置されたほか、コーラやお茶、コーヒーなど缶入り飲料が提供された。
ストローを使わず、缶入りのまま飲む人がほとんどだったが、木製ストローと紙ストローをお土産に持ち帰る人も多かった。シンガポールの記者は「使い捨てプラスチックを使わないなど、大阪は環境意識が高いと感じた」と印象を語った。