自然なカロリーゼロ、羅漢果で甘味料――サラヤPR

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「衛生」「環境」「健康」を軸に事業を展開するサラヤ(大阪市)は1995年、日本で初めてカロリーゼロの自然派甘味料「ラカント」を発売した。経済成長とともに生活習慣病患者が増えるなか、糖尿病を防ぐために「砂糖に代わる」甘味料を開発したのだ。根底にあるのは、創業時から続く「予防」の理念だった。 (オルタナ副編集長・吉田 広子)

米国ではモンクフルーツ(僧侶の果物)として親しまれる「羅漢果(らかんか)」。その甘味成分(サラヤ特許成分)は渋味や苦味がなく、上品な甘味が口いっぱいに広がる

「経済成長を経て日本社会は豊かになった。一方で糖尿病の増加という新たな課題が発生した。患者にとって有効で、予防にもつながる製品を開発できないだろうか」

創業者で当時社長だった更家章太は、事業を通じて社会課題を解決するという理念のもと、砂糖に代わる天然甘味料の開発に着手した。

日本初の薬用石けんから事業をスタートしたサラヤが、食品事業に参入したのは 1980年代。「ラカント」シリーズの前身となる、甘草を使った低カロリーの甘味料「トーカット」を1984年に販売した。

そこからさらに、「カロリーゼロ」「砂糖と同じ甘味度」「加熱調理にも使えること」 を実現するために、研究開発を進めた。より多くの人に手軽に使い続けてもらうには、砂糖と同じように使えることが大切だからだ。

開発を担当したサラヤ生産本部生産技術部部長の村田雄司博士(応用生命科学)は、さまざまな植物由来の甘味物質を調べ上げた。

当時、トウモロコシなどの発酵で得られる、カロリーゼロの天然甘味成分「エリスリトール」が開発されたものの、甘味度は砂糖の7割程度で、甘さが足りないという課題があった。

そのとき、偶然出合ったのが「羅漢果(らかんか)」だ。調べてみると、羅漢果は中国・桂林が原産地で、漢方として広く使われている果物であることが分かった。更家と村田博士は、すぐに桂林に向かった。
■技術を開放し産業を興す

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2019年10月24日(木)1:01

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