土の奇跡(田口 ランディ)

■オルタナ本誌59号「エゴからエコへ」から

社会変革ファシリテーターのボブ・スティルガー氏と共に福島を旅する「福島ラーニングジャーニー」に参加してきた。台風の爪痕が残る河川敷、田畑を見ながら福島市、大熊町、二本松市と移動。現地に暮らす方たちのお話を聞く有意義な時を得た。

二本松市東和地区ではNPO法人「ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会・遊雲の里ファー厶」主宰の菅野正寿さんの田んぼを見学させてもらった。

福島第一原発事故後、放射能の風評被害による農家への打撃は甚大。「ゆうきの里東和」は震災後いち早く日本有機農業学会との協同により「放射能の見える化」に取り組んできた。放射線を怖れていても未来はない。

現実をしっかり見つめよう、菅野さんはそう決意したそうだ。

*この続きは雑誌「オルタナ」59号(第一特集「動物福祉(アニマルウェルフェア)のリスクと機会」、12月17日発売)に掲載しています。

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田口 ランディ(作家)

作家 東京生まれ。 近刊は地下鉄サリン事件実行犯で昨年に死刑執行された林泰男との14年間の文通・交流をもとに描いた私小説「逆さに吊るされた男」(河出書房新社)

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