自分のクローン人間に出会うとき(田坂 広志)

■オルタナ本誌60号 オルタナティブの風から

現在、様々な倫理的、社会的問題を孕みながらも、世界各国で実用化に向けた開発が急速に進められているクローン技術。この技術をテーマとしたアメリカのSF映画に『シックス・デイ』という作品がある。

アーノルド・シュワルツェネッガーが主人公アダムを演じるこの映画は、「自分とは誰か」という意味でも、深い問いを投げかける映画である。

舞台となる未来社会では、クローン技術によって様々なクローン動物が生み出され、人類の生活に役立てられていたが、法律により、クローン人間を創ることは厳しく禁じられていた。

この法律は、旧約聖書において神が人間を6日目に創ったことから、「シックス・デイ法」と名付けられていたが、アダムは、誕生日の夜、仕事を終えて自宅に帰ったところ、そこにもう一人の自分がいて、家族とともに誕生日を祝っている光景を見て驚く。

このもう一人の自分がクローン人間であると気がつくところから物語は始まるのだが、二転三転する展開の中で、「いったい、誰がクローンの自分で、誰が本物の自分か」という根源的な問題に直面していく。

*この続きは雑誌「オルタナ」60号(第一特集「循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)」、3月30日発売)に掲載しています。

2020年4月24日(金)12:05

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