世界で「遺贈寄付」 日本にも定着か

■オルタナ本誌62号 「ファンドレイジングトピックス 18」 から

英国など欧州を中心に世界22カ国が、9月13日をインターナショナルレガシーギビングデイとして、遺贈寄付を推奨するキャンペーンを行った。

日本では、今年が初となり、遺贈寄付ウィーク2020(主催:一般社団法人全国レガシーギフト協会)が開催される。世界的に先進国が高齢化する中で、遺贈寄付の役割には注目が集まっている。

日本でも、次世代のために、遺贈寄付を通じて社会への「恩返し」をしようとする人たちが増えてきており、寄付白書2011の調査結果では、40歳以上の男女の21%が相続財産の一部を寄付することに関心があることが明らかになっている。

法務局の自筆証書遺言保管制度が7月に始まり、遺言を作成するハードルが下がった。遺贈寄付の持つ価値や意義、可能性の理解が広がり、安心して寄付を託せる社会になることを期待したい。

*雑誌「オルタナ」62号(第一特集「エシカル消費、SDGsが牽引」)は9月30日に発売予定

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