2035年の世界は、そして企業はどうなっているだろうか。いろんな人たちによるいろいろな「未来の予言」がある。もちろん日本を見るとネガティブな予測には事欠かない。人口は1億909万人に減り、東京圏の高齢者は75・7%増え、若者は34・4%も減る。人口の5割が独身だ。しかし、中国、シンガポール、インドネシアなどの新興国でも人口は減少に転じ始める。

ここで私が重要だと考えていることは、そうした社会構造の変化そのものではない。より重要なことは、社会構造が変化する予測があるからこそ、「何か今までにない新しい取り組みが必要である」という意見やそうしたチャレンジへの「共感性のベース」が社会にできているということにある。

これは、一般生活者にも、株主にも、従業員にも共通に流れている「共感性のベース」だ。これが、社会イノベーションにとって、企業が社会的課題の解決に貢献していく上での重要な苗床になる。

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