ファミマ社員が山梨の耕作放棄地を再生

耕作放棄地で汗を流すファミリーマート社員

大手コンビニのファミリーマートは、山梨県が推進する「やまなし企業の農園」に賛同し、甲府市帯那地域で社員による耕作放棄地の再生活動を始めた。農村への地域貢献と、社員の福利厚生につなげるねらいだ。

5月7日に第1回目が実施され、社員や家族を合わせた20人以上が参加した。11月まで5回の活動が予定されているほか、有志の社員が随時作業にあたり、大豆や菜の花を栽培する。

企業と地域のマッチングを担当する、山梨県農政課の千野正章さんによると「企業の農園づくりは、農村振興の新しい形として非常に効果的。社員の福利厚生から本業としての農業参入まで多様な発展が見込める。参加者の中から2地域居住者や移住者が増えれば、より地域の活性化につながる」。今後については「参加企業を更に増やしていきたい」と受入れに積極的だ。(オルタナS 殿塚建吾)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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