WWFジャパンは消費者を対象に、現在の水産業が海の環境に与えている影響を説明している「寿司(さかな)ガイド」を発行している。同ガイドでは、環境負荷の少ない魚介類を選んで食べることを推奨している。
今回実施したアセスメントを受けて同ガイドは改定され、マグロ魚種の持続可能性の項目は全て「中」以下の総合評価になった。WWFジャパン水産担当の新井秀子氏は「今回改定したガイドを参考にすれば、今の太平洋クロマグロの消費のあり方を見直さざるを得ない」と話す。
「環境への負荷が小さい魚介類を選び、その意思をスーパーやレストランに伝えることが、将来的に過剰漁獲や環境への負荷を低減し、世界の海洋環境を守ることにつながる」と呼びかけている。(オルタナ編集部=副島久仁彦)