オルタナ38号(全国の書店で発売中)全ダイジェスト

岡村貴子さんの「エコでヘルシーな食空間」は今回、熊本県御船町の「しましまの木」を紹介しています。がん患者のケアをする藤岡病院の敷地にあり、野菜中心のランチを提供しています。オーナーの藤岡典代さんは「多くの患者と向き合い続ける中で、制限だらけの食事法では心身の回復につながらない」と気付きました。そして、患者さんたちに、生命力を喚起させるようなダイナミックな料理を食べてもらい、生きるエネルギーを養ってもらうことを目指しています。

生駒芳子さんの「エシカルファッションの騎士たち」は今号で、ブラジル発の「オスクレン」を紹介しています。プロデューサーのオスカル・メツァバルトは、熱心な環境活動家としても知られ、環境保全活動を行なう非営利組織「インスティテュート・イー」を設立。廃棄される素材や再生可能な素材を使った「イー・ブリゲード・ライン」を発表したとのことです。

自転車ライターの山本修二さんの「東京ポタリング」は、「港区に点在する大名屋敷跡」を特集しています。

広尾から天現寺、有栖川公園、仙台坂、東京タワー、芝公園、六本木ヒルズなどを巡るルートです。オルタナ読者の皆さんはご存知ですが、「ポタリング」とは自転車散歩のこと。私もこのルートはよく自転車で通ります。

ホテルジャーナリスト・せきねきょうこさんの「世界のエコホテル」は、インド・ラジャスタンのアマニカス・ホテルを紹介しています。見出しは「大自然の掟を厳守、幻のテントで夢の休暇」。世界にも稀な美しいテントのリゾートで、敷地内の畑で採れる有機野菜も堪能できます。これは是非、行ってみたくなるホテルです。

オルタナ編集部がお勧めするグッズ紹介コーナー「オルタナ・セレクト」では「秋の夜に、和心を」と題し、電気を使わない脱臭芳香器「ミニ・アルーマ」や、秋田天然杉を使った「曲げ輪金魚鉢」などを紹介しています。

グリーン経営者フォーラムのコーナーでは、大澤産業株式会社(北海道当別町)、名取市海岸林再生の会(名取市)、株式会社スリーハイ(横浜市)、株式会社水輪ナチュラルファーム(長野市)、RW(名古屋市)、株式会社ビッツクリエート(大阪市)、一般社団法人ココロの学mori校オルタナ(熊本市)の各経営者7人をご紹介しています。

連載小説「Qさん、のこと」は、女子大生の「私」と、ホームレスのリーダーでNPOを立ち上げようとするQさんが織りなす、不思議なお話です。

巻末(記事広告)の「キリン、福島の農家の思い、『氷結和梨』に込めて」は、「復興応援キリン絆プロジェクト」の一環で、福島産の梨を使用した缶チューハイの誕生ストーリーを取り上げました。福島氏で祖母と梨を生産する梅津晃志さんは「自分たちが育てた梨が加工され、全国に広まっていくのはとてもうれしい」と話していました。キリンが追求する「CSV」(共通価値の創造)の成功事例の一つと言えそうです。

ちなみに、わたくし森が執筆しています「オルタナ魂」は、「ここをクリック」で全文を読むことができます。宜しければご高覧下さい。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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