オルタナは7月9日、SBL(サステナブル・ビジネス・リーグ)セミナーを開きます。サステナビリティ情報開示の基準づくりを担う国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の小森博司・理事をゲストに迎え、サステナビリティ情報開示によって企業価値を高めるプロセスについて考えます。参加費は無料です。場所は、京橋駅直結の「シティラボ東京」です。オンライン参加も可能です。(オルタナ編集部)

近年、サステナビリティ情報開示をめぐっては任意開示から強制開示への流れが加速しています。この流れをつくっているのが、IFRS財団(英・ロンドン)が立ち上げた国際サステナビリティ基準審議会(ISSB、ドイツ・フランクフルト)です。
ISSBが策定したサステナビリティ情報開示に関する基準に適した開示基準を導入する国が世界に広がっています。EUや日本、オーストラリア、ブラジル、ガーナなど、同基準の導入を決めた法域は約30に達しており、世界の時価総額の40%以上の企業が同基準での情報開示を行っています。
日本ではISSB基準に適した、「SSBJ基準」を策定し、この基準を有価証券報告書上のサステナビリティ開示の基準にすべく動いています。
今後、企業には国際基準のサステナビリティ情報開示が求められます。では、国際基準のサステナビリティ情報開示とは何か、そして、情報開示によって企業価値をどう高めていくのか。ISSBの小森博司・理事をゲストに迎え、話し合います。
ISSBはドイツ・フランクフルトに本部を構える国際組織です。理事長は、元ダノンCEOのエマニュエル・ファベール氏が務めます。理事は世界に14人いて、日本人は小森氏だけです。

小森博司 (こもり ひろし)
IFRS財団
国際サステナビリティ基準審議会(ISSB) 理事
1979年埼玉銀行(現りそなホールディングス)入行。1990年住友信託銀行(現三井住友信託銀行)に入社し、証券代行部で信託銀行として初のIR・SRコンサルティングサービスを立ち上げ、特に外国人機関投資家と日本企業との対話の仲介に注力。2015年、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に採用後、市場運用部次長、スチュワードシップ推進課ヘッドとしてGPIFのスチュワードシップ活動およびESGの取組みを推進。PRI Japan Advisory CommitteeのChairおよびPRI Asset Owner Advisory Boardメンバー、CA100+ Asia Advisory Boardメンバー等に就任し、国内外での講演および寄稿多数。2022年3月GPIF退職後、9月より現職。国際大学修士(国際関係学)。
■第70回SBLセミナー
とき:7月9日(水)16時~17時15分 *懇親会は18時~20時
ところ:シティラボ東京(東京都中央区京橋3丁目1-1 東京スクエアガーデン6階)*オンライン参加も可能
参加費:無料 *懇親会への参加費は5500円
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