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■第63回SBL(サステナブル・ビジネス・リーグ)セミナー
オルタナは12月25日、SBL(サステナブル・ビジネス・リーグ)オンラインセミナーを開きます。11月5日に行われた米国大統領選挙によって、ドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領になることが決まりました。2025年1月20日に正式に就任し、第二次トランプ政権の運営が始まります。今回のセミナーでは、トランプ新政権の環境政策と反ESGの行方を識者に予測して頂きます。
今回のセミナーは主に3テーマについて議論します。一つ目は、メインテーマでもある、「トランプ新政権の環境政策」です。トランプ氏はすでに公約でパリ協定からの再離脱を表明しています。「1.5℃目標」の達成には、国際協調が欠かせませんが、米国が抜けることで世界にネガティブな影響が出ます。
パリ協定だけでなく、トランプ氏の意に沿わない国際イニシアティブからの脱退は加速すると予想されます。加えて、バイデン政権が進めてきた、「IRA(インフレ抑制法)」はどうなるのでしょうか。
二つ目は、11月末に閉幕した、国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)の成果と課題です。COP29は「ファイナンスCOP」と呼ばれ、2025年以降の気候変動の解決につながる資金目標を議論しました。
最終的に、COP29では、先進国の公的資金で2035年までに少なくとも年3000億ドルの途上国支援を実施し、官民の財源も足して、年1.3兆ドルを目指す案を採択しました。一方、気候変動の影響を受ける脆弱国のNDCを達成するには、資金が圧倒的に不足しているとの声も出ています。
最後が、「反ESG」の行方です。トランプ新政権で反ESGの動きは高まることが予想されますが、企業はどう立ち向かうべきか、考えます。
ゲストには、ESG投資に詳しいオルタナ論説委員の御代田有希・東京大学大学院任研究員を招きます。
とき:12月25日(水)12:00~13:00@ZOOM
ゲスト:御代田 有希博士(法学)・オルタナ論説委員/東京大学大学院 新領域創成科学研究科サステイナブル社会デザインセンター特任研究員
参加費用:オンライン参加費: 無料(SBL有料会員)/1500円(SBL無料会員)
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御代田有希(みよだゆき)博士(法学)
東京大学大学院 新領域創成科学研究科サステイナブル社会デザインセンター特任研究員
研究関心は、グローバル・ガバナンス、持続可能な開発目標(SDGs)、ESG投資。慶應義塾大学法学部卒業後に株式会社三菱東京UFJ銀行(現MUFG銀行)にて勤務し、退職後一橋大学国際・公共政策大学院へ進学。その後同大学院法学研究科の博士課程在籍中に、米 国農務省およびESG投資を始動させた国際団体である責任投資原則(PRI)にて勤務した。博士号取得後は、一橋大学大学院法学研究科特任講師(ジュニアフェロー)を経て現職。リカレント教育を中心とした同大学院新領域創成科学研究科サステイナブル・ファイナンス・スクールの運営に携わり、学問分野横断的な知見と実務の融合を目指す。