経産省、「なでしこ銘柄」の募集開始: 選定企業数拡大へ

記事のポイント


  1. 経産省は2025年8月25日、上場企業向けに「なでしこ銘柄」の募集を始めた
  2. 今年度から業種ごとに2社選んでいた選定企業数を最大3社に増やした
  3. 募集期間は、2025年10月16日12時まで

経産省は2025年8月25日、上場企業向けに「なでしこ銘柄」の募集を始めた。今年度から業種ごとに2社選んでいた選定企業数を最大3社に増やした。募集期間は、2025年10月16日12時まで。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)

なでしこ銘柄に選定された企業の中には、投資家との非財務情報に関する対話で活用するケースが増えている

経産省は2025年8月25日から上場企業向けに、「なでしこ銘柄」「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」の募集を始めた。「なでしこ銘柄」を最大30社程度選定する。2025年7月末時点で上場企業数が300社以上の業種については最大3社まで選ぶ。

「なでしこ銘柄」は、経産省と東京証券取引所が共同で2012年度から実施してきた。「女性活躍推進」に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定することで、企業への投資を促す。

「なでしこ銘柄」とは別に、「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」を最大20社程度選定する。「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」は、「共働き・共育てを可能にする性別を問わない両立支援」に関する取り組みが特に優れた企業が対象だ。

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選定企業は、女性活躍に積極的な企業として経産省のホームページで公表する。回答企業全社に送付するセルフチェックシートで、自社の取り組みの水準を他社と比較することもできる。募集期間は、2025年10月16日12時まで。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナ輪番編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナ輪番編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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