ビリー・アイリッシュさんが環境正義賞、米国への危機感示す

記事のポイント


  1. 米キング・センターは「ビラヴド・コミュニティ・アワード」授賞式を開いた
  2. 環境正義賞には、米歌手のビリー・アイリッシュさんを選出した
  3. アイリッシュさんは授賞式で、米国社会への危機感を示した

キング牧師の「非暴力・平和・正義」を普及する米非営利団体キング・センターはこのほど、「ビラヴド・コミュニティ・アワード」の授賞式をアトランタで開いた。環境正義賞には、米歌手のビリー・アイリッシュさんを選出した。アイリッシュさんは受賞スピーチで、「平和的な抗議者が暴行され、殺されているのを目にしている」と話し、米国社会への危機感を示した。(オルタナ輪番編集長・吉田広子)

ビリー・アイリッシュさんが環境正義賞を受賞した(キングセンターのサイトから)
ビリー・アイリッシュさんが環境正義賞を受賞した(キングセンターのサイトから)

ビラヴド・コミュニティ・アワードは、ビラヴド・コミュニティ・アワードは、キング牧師が提唱した「ビラヴド・コミュニティ(愛される共同体)」の理念に基づき、非暴力と正義を軸に、社会や地域に前向きな変化をもたらした個人や団体を表彰する賞だ。

アイリッシュさんは長年、環境問題や社会課題について積極的に発言してきたことなどが評価された。2024年から2025年にかけて実施したワールドツアー「ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト」では、収益の一部1150万ドル(約18億円)を、環境活動や食料支援などに取り組む団体に寄付した。

授賞式でアイリッシュさんは、「環境正義に向けた活動が、これまで以上に達成困難に感じられる」と語り、危機感を示した。

「私たちは、隣人が拉致され、平和的な抗議者が暴行され、殺されているのを目にしている。市民権は奪われ、気候危機と闘うための資源は削減される一方で、化石燃料や畜産業が地球を破壊している。食料や医療へのアクセスは、基本的人権ではなく、裕福な人の特権になりつつある」

「現政権にとって、地球や地域社会を守ることが優先事項ではないのは明らかだ。自分の家や街でさえ安全だと感じられなくなっている今、祝うことは本当に難しい」

yoshida

吉田 広子(オルタナ輪番編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。2025年4月から現職。執筆記事一覧

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キーワード: #脱炭素

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