「インパクト投資」と「システムチェンジ投資」、その違いは

記事のポイント


  1. サステナ投資はインパクト投資とシステムチェンジ投資に分類できる
  2. インパクト投資は投資収益を狙い、社会インパクトの実現を目指す
  3. システムチェンジ投資は、社会や環境の根本的な変革を目指す

「システムチェンジ投資」は、複雑な社会課題に対して、根本的に取り組む投資手法だ。インパクト投資も社会課題の解決を狙う投資手法だが、その違いは、「構造的な解決」を目指すかどうかだ。一方、システムチェンジ投資が根付くには、「短期的なコスト増を許容する」という投資家の意識改革が求められる。(オルタナ総研フェロー=室井孝之)

システムチェンジとは、「社会・環境システムの機能や構造に働きかけ、複雑な課題を根本的に解決すること」。参照・出典: Ashokaの「4 levels of impact」を参照しSIIFが作成
https://www.ashoka.org/ja-jp/story/4-levels-impact

サステナブルファイナンスは、現代の社会・環境課題に対処し、持続可能な社会を構築するための重要な取り組みだ。「インパクト投資」と「システムチェンジ投資」に分類される。

2023年から「システムチェンジ投資」の研究・開発・実装に取り組む、SIIF(社会変革推進財団・東京・大野修一理事長)はシステムチェンジを「社会・環境といった大きなシステムのなかで、構造的に生まれた複雑な課題の解決を意図して、特定したシステムの機能や構造を変えること」と定義した。

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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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