朝ドラとSDGs(その2)

■近代化産業遺産
「近畿の駅百選」に認定されている信楽駅を出て信楽の街並みを歩いてみると、様々な制度が活用されている。

「丸又窯(まるまたかま)」は近代化産業遺産(2007年度、経済産業省)認定だ。これは経済産業省の制度で、我が国の産業近代化の過程を物語る存在として、数多くの建築物、機械、文書の役割や先人たちの努力など、豊かな無形の価値を今に伝えている。

これらの歴史的価値をより顕在化させ、地域活性化の有益な「種」として、地域の活性化に役立てることを目的として、「近代化産業遺産」として大臣認定する仕組みだ。

2007年度、2008年度において、地域史・産業史の観点から、それぞれ33のストーリーとして取りまとめた「近代化産業遺産群33」「近代化産業遺産群 続33」を公表した。

「丸又窯」は滋賀県指定史跡「信楽焼窯跡群」の一つでもある。

文化庁の日本遺産が、滋賀県や経済産業省の制度も含めて文化の「プラットフォーム」(共通基盤)になっているわけである。この登り窯は連房式で11室ある。1933年から1963年まで使われていたという。

近代化産業遺産丸又窯(筆者撮影)
丸又窯(筆者撮影)
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笹谷 秀光(経営コンサルタント)

東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年~2019年4月伊藤園で、取締役、常務執行役員等を歴任。2020年4月~24年3月千葉商科大学教授。博士(政策研究)。現在、千葉商科大学客員教授。著書『Q&A SDGs経営増補改訂最新版』(日本経済新聞出版社・2019年・2022年改訂)、『競争優位を実現するSDGs経営』(中央経済社・2023年)。 笹谷秀光公式サイトー発信型三方よし 執筆記事一覧

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キーワード: #SDGs

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