環境にやさしい製品の輸入・卸を手掛けるイーオクト(東京・渋谷、高橋百合子代表)は、北欧産の木の端材から生まれた布巾と食器洗い用スポンジの販売を通して、 収益金の一部をボルネオの森の保全と再生に役立てるサステナブルな取り組みを、10月15日にスタートすると発表した。(オルタナ副編集長=山口勉)

スポンジワイプ(左)とポップアップスポンジ(右)

■欧州で長年使われてきたセルロース由来のスポンジ

イーオクトが取り扱う「スポンジワイプ」は1949年にスウェーデンで開発されたセルロースが主原料の布巾で、北欧やドイツでは70年以上も販売され続けているロングセラー商品だ。一方、食器洗い用の「ポップアップスポンジ」は100%セルロース製のスポンジで、フランス家庭では定番となっている。

スポンジワイプはFSC認証(適正に管理された森林で生産されたことを表す)を得た森の端材から、ポップアップスポンジは風倒木や廃材から取り出したセルロースで作られる。どちらの商品も土に埋めれば半年で土に戻る。

■売り上げの一部がボルネオでの植林支援へ

今回始める「エコンフォートハウスの森活プロジェクト」は、スポンジワイプ1枚の販売につき3円、 ポップアップスポンジ1枚の販売につき1円が、本プロジェクトパートナーである国際非営利団体weMORI(ウィモリ)を通して、ボルネオでの植林を支援する資金に充てられる。

ボルネオの森の保全と再生につながるサステナブルな仕組み

アジア最大の島であるボルネオの熱帯林は、約1億3000万年前から存在する最古の熱帯林の一つで、CO₂を吸収・貯蔵する量が非常に大きい。ボルネオの熱帯林はこの半世紀のうちにその30%以上が破壊され、保全・再生が急務だ。

イーオクトのパートナーであるweMORIは日本生まれの国際非営利団体で、世界の森を保護・再生するプロジェクトにワンタップで簡単にサポートできるアプリ、「weMORI」を開発している。「簡単なアクション」と「コラボレーション」を通じて世界中のコミュニティを動員し、具体的な森林保全活動を進めている。

 日本のGDPの54%は家庭や企業の消費活動で占められている。イーオクトはこのプロジェクトを通して一人ひとりの消費活動が、地球温暖化の抑制や生物多様性を守ることにつながる仕組み作りを目指す。