記事のポイント
- 2025年12月、単月でのEVの新車登録台数が、ガソリン車の数を初めて上回った
- 2025年通年では欧州でのEVシェアは、前年の13.6%から17.4%に拡大した
- 専門家らは、引き続き欧州でEVのシェアが拡大すると予測する
欧州自動車工業会(ACEA)は1月27日、2025年12月単月で、バッテリーEV(BEV)の新車登録台数が初めてガソリン車を上回ったと発表した。2025年通年で見ると、欧州でのBEVのシェアは2024年の13.6%から17.4%に拡大した。専門家らは、欧州でのEVシェアは今後も拡大し続けると見込む。(オルタナ輪番編集長=北村佳代子)

欧州自動車工業会の発表によると、2025年、EU域内の新車登録台数は前年から1.8%拡大した。
2025年通期で、新たに188万台のBEVが登録され、EU市場でのシェアは17.4%となった。なお、ハイブリッド車(HEV)の市場シェアは34.5%、プラグインハイブリッド車(PHEV)のシェアは9.4%だった。ガソリン車とディーゼル車の合計での市場シェアは35.5%と、2024年の45.2%から大きく落ち込んだ。
EUでは、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランスの4大市場で、BEVの新規登録台数の62%を占める。ドイツでのBEVの新規登録台数は前年から43.2%増となり、オランダ(+18.1%)、ベルギー(+12.6%)、フランス(+12.5%)でも二けた成長が続いた。
欧州は昨年12月、これまで2035年までにガソリン車の新車販売を禁止するとしていた措置を、条件付きで一部緩和した。そのような中でも、EVの販売は力強く、12月単月では、BEVの新車販売台数が前年同月比で51%と急拡大した。専門家らは、欧州でのEVシェアは今後も拡大し続けると見込む。
EU域内でのトップシェアは、VW(フォルクスワーゲン)グループで、24年の26.7%から25年にはシェアを27.6%に伸ばした。続くステランティスグループは、前年の16.4%から15.3%にシェアを落とした。シェア3位にルノーグループは前年の11.0%から11.5%に伸ばした。
トヨタ(レクサス含む)のシェアは前年の8.0%から25年には7.4%に落とし、現代グループにシェア4位の座を明け渡した。
中国勢では上海汽車集団(SAIC MOTOR)が前年の1.5%から1.9%に、BYDが前年の0.4%から1.2%にシェアを拡大した。
なおテスラは、販売台数が前年から37.9%と大幅に減少し、シェアも前年の2.3%から1.4%に後退した。



