トランプで変わる? 子どもの省エネ行動

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慶應義塾大学文学部の杉浦淳吉研究会では、「心理学と環境配慮行動」をテーマに、トランプなどのゲームを利用して、省エネ行動をいかに促すかについて研究している。昨年12月には、東京ガスの新宿ショールームで、小学生を対象に「省エネ行動トランプ」を使ったゲーム大会を開催した。(オルタナ副編集長=吉田広子)

「省エネ行動トランプ」で遊ぶ子どもたち

「省エネ行動トランプ」で遊ぶ子どもたち

「大事だと分かっていても、省エネのようになかなか行動に移せないこともある。そこで、社会心理学をベースに、ゲームを使って、知識と行動を結び付けることができないかと考えた」と、杉浦准教授は話す。

杉浦准教授が考案した「省エネ行動トランプ」には、「暖房の温度を2度下げる」「一人一分、シャワー時間を短縮」など、省エネ行動がイラストとともに掲載されている。

「スペード」ならキッチン、「ハート」はリビング、「ダイヤ」は浴室などの水回り、「クローバー」は食べ物やリサイクルといった消費生活全般として、マークごとに場面設定がされている。

省エネ行動トランプを使った遊び方の一つが「省エネ七並べ」だ。親を一人決め、カードを人数分に分けて、均等に配る。7を軸に、隣り合う数字を並べていくゲームだが、その際に省エネ行動を読み上げながらカードを出していくのが特徴だ。

参加した子どもたちからは、「これは家でもやっているよ」「うちの冷蔵庫はパンパンだから、お母さんに言わないと」といった声が聞こえてくる。

「『七並べ』には、知識を並べ、つなげていくという意味もある。マークごとに場面設定をし、難易度順にすることで、自然とより深い理解につながる」(杉浦准教授)

■「省エネ宣言」で合意形成を学ぶ

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2015年2月19日(木)14:13

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