丸紅は8月17日、米国の食糧商社カーギル社と温室効果ガスの削減事業で業務提携を行うと発表した。具体的には途上国における森林の保全、再生可能エネルギーの導入、京都メカニズムの定めるクリーン開発メカニズム(CDM)などのビジネスを共同で行う。
丸紅は、これまで海外の温室効果ガス削減プロジェクトに参画し、CDMによる排出権の獲得で実績を重ねた。一方、カーギル社は食糧販売の仲介に加えて石油、食糧などのコモディティへの投資事業を拡大している。両者の強みを補完し合うことで、食糧・エネルギー分野での新ビジネスの創造を狙う。(石井孝明)