「不人気」は、自分の利益のほうが環境より大切で、農薬規制などの政府の規制に不平を言う人を指している。アメリカ人の署名者は、トランプ政権が頭にあっただろう。
アラン・ドロンは先の大統領選挙の第一回目投票で、右派共和党のフランソワ・フィヨン候補が家族の不正雇用問題で権威失墜したにもかかわらず、「フィヨンに投票する」と宣言した、根っからの右派だ。
カトリーヌ・ドヌ―ヴとジュリエット・ビノシュは2016年に「フランソワ・オランド大統領(当時)をバッシングするな」と、右派からも左派からも批判されていたオランド氏(社会党)を擁護する芸能人の共同声明を出したことがある。
政治的傾向を超えて、環境問題で芸能人が共同声明を出したのも珍しい。地球規模で天候異変や災害が起きている中、切迫感は政治思想の壁を超える。
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