ウィーン発、焙煎していないコーヒー豆入りジュース

■世界のソーシャルビジネス 欧州編 オーストリア

 オーストリア・ウィーン郊外で生まれた、新ジャンルの飲料「ベルンシュタイン」が欧州で人気だ。2015年、当時19歳だった若者2人が開発した飲み物で、焙煎していない緑のコーヒー豆と地元産ハーブや果物を使用。豆はニカラグアやペルーから、オーガニックでフェアトレードのものを輸入している。 (ハノーファー=田口 理穂)

ベルンシュタインを手にするルーカス・レンツ (撮影:フランツ・レンツ)

開発者はルーカス・レンツとマーティン・パウルの2人。調理や給仕、観光を学ぶ職業学校を卒業した同級生だ。

ルーカスが2013年にサウジアラビアのホテルで働いていたとき、焙煎していない緑のコーヒー豆から飲み物を作っているのを初めて見た。もともとルーカスは「市場に出回っている清涼飲料水は『色つき砂糖水』。本物の材料を使い、価値ある飲み物をつくりたい」と考えていた。

そこで緑のコーヒー豆からエッセンスを取り出し、オーストリアの伝統的なハーブや果物を使うアイデアが生まれた。コーヒー豆はニカラグアやペルーから、オーガニックでフェアトレードのものを輸入している。

花のジュースとブドウ果汁がメイン

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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