沖縄県の仲井真弘多知事は1日、県庁で森本敏防衛相と会談した。この中で、森本氏が米海兵隊輸送機オスプレイの普天間飛行場への受け入れを要請したのに対して「安全性にものすごく疑問が持たれているものを押し込んでくる、持ってくるということについては断然、拒否するしかない」と強く反対した。
また仲井真氏は「米軍が何でも持ち込めるというのは日米同盟以前の話。事件や事故が起きれば誰が責任をとれるのか」と日米両政府を批判し、逆に森本氏に対して「配備中止を含めて対応を」と要望した。
会談後に仲井真氏は記者団に対して「配備を強行したら、全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない」と述べ、県の意向を無視する日米両政府に強い憤りを示した。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年7月2日