カゴメは、子会社のカゴメ不動産を通じて、2014年2月から太陽光発電を利用した売電事業を開始する。全国3カ所(青森県、山梨県、福岡県)で、閉鎖した工場や配送センターの跡地などに太陽光パネルを設置し、合計で年間6875メガワット時を発電する予定だ。発電した電力は全て電力会社に売却し、年間約2.7億円の売電収入を見込んでいる。
同社は、15.5億円を投じ、2013年6月から順次着工していく。6875メガワット時は、一般家庭の消費電力に換算すると、約2千軒分に相当する。
カゴメグループでは、省エネルギー活動も積極的に進め、2011年度におけるオフィス部門での床面積あたりの電力使用量を約12%削減(前年度比)したという。
「人、社会、地球環境の健康長寿に貢献する食品企業」を目指すカゴメは、「自然の恵みである太陽光を使った売電事業に参入することで、自然の『再生力』を活用し、社会・地球環境の健康長寿に貢献したい」としている。(オルタナ編集部=吉田広子)