5月19日、和歌山県立体育館で日本人のボクシング世界チャンピオンが誕生した。WBC(世界ボクシング評議会)女子フライ級、真道ゴー(25)(クラトキボクシングジム)。タイトル保持者のハンガリー選手に対して終始自分のペースで攻め続け、フルマーク判定勝ちだった。
試合直後のテレビの取材に「前向きにありのまま戦うことで、悩みを持つ人に『自分もがんばろう』と思ってもらえたら」と語った。
真道さんは、女性の身体に男性の性自認を持つ「トランスジェンダー」だ。日本ボクシングコミッションによれば、選手自身の性自認には関係なく、戸籍の性別に応じて試合ができる。