[CSR]コカ・コーラの水資源保全活動に日本製紙が連携

右から日本コカ・コーラのピーター・ミルズ副社長(技術・サプライチェーン本部)、日本コカ・コーラのティム・ブレット社長、日本製紙の芳賀義雄社長、日本製紙の藤澤治雄取締役(原材料本部長)

日本製紙と日本コカ・コーラは24日、森林資源および水資源の保護活動で中長期の協働活動協定を締結したことを発表した。これまで日本製紙は森林資源、コカ・コーラシステムは水資源の保全に取り組んできたが、今後、森林の水源涵養機能を高める活動として発展させていく。(オルタナ副編集長=吉田広子)

ザ コカ・コーラ カンパニーは、2010年を基点に2020年までに世界全体でビジネスの規模を2倍に成長させる長期成長戦略「2020Vision」を掲げている。

同社は、ビジネスを成長させるためにはサステナビリティの実現が必須であると考え、製品と製造に使用する量と同等の量の水を100%自然に還元する「ウォーター・ニュートラリティー」に取り組む。

森林は「緑のダム」と呼ばれるように、土壌が降水を貯留する水源涵養機能を持つ。雨水が森林土壌を通過することで水質も浄化される。

日本コカ・コーラのティム・ブレット社長は、「売上高2倍を目指しながらサステナビリティを実現するには、さらなる大きな努力が必要。日本製紙とのアライアンスを強め、より効率的に目標を達成したい」と話した。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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