残さをプライベートブランドに循環、宮城のスーパーが低炭素杯グランプリに

「低炭素杯2014」の受賞者たち

全国で低炭素活動に取り組む学校・NPO・企業らを表彰する「低炭素杯2014」が2月14~15日、東京ビッグサイトで開催された。エントリーした1620団体のうち、ファイナリスト41団体がプレゼンテーションを行った。その結果、環境大臣賞グランプリには、宮城県のウジエスーパー&ウジエクリーンサービス(特例子会社)の「『エコーガニック with ノーマライゼーション』食品スーパーが提案する環境ループ事業」が選ばれた。(オルタナ副編集長=吉田広子)

宮城県登米市に本社を構えるウジエスーパーは、「エコ」+「オーガニック」=「エコーガニック」をテーマに、環境に配慮した有機的な商品づくりに取り組んでいる。

まずはスーパーから毎日大量に発生する動植物性残さを肥料化し、その有機肥料を用いて地元農家が米や野菜を生産。さらにその米を原料に、地元醸造によって純米吟醸酒や味噌を製造し、それらをプライベートブランドとして販売する循環を確立した。

同社は特例子会社であるウジエクリーンサービスを通じて、全工程に障がい者雇用を創出するなど、環境に配慮しながら、地域を元気にする取り組みを展開している。

受賞者一覧は以下の通り。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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