激辛唐辛子を使った「京はばねろ 篠ソース」。どんな業態にでも合うように、と開発された篠ファームの看板商品

高田代表は地域農業の現状について「農産物の価格をスーパーや卸売業者が決定し、低価格競争になっている。若手の就農者が農業を継続することも難しく、3年ほどで離農する人も少なくない」と述べた。

高田代表は「ものが売れるためには、企画、生産、販売、販促。この4つが揃わないといけない。これまで農家は生産に徹してきたため、それ以外の観点を持っていない。例えば、農作物を百貨店で売るのか、料理屋に売るのか。『業態』の使い分けを意識すれば、より販路も広がる」と続ける。

食料農業システム学科の香川文庸教授(就任予定)は、「農家は高齢化している。そのためビジネスチャンスを見抜いたり、突出した取り組みを始めたりしづらい。問題解決には、新しい発想を地域農業に持ち込む、高田代表のようなコーディネーターの存在が不可欠」と語る。

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