三つ目のポイントは、グローバル企業に対する消費者の反発だ。トマ・ピケティが「21世紀の資本」で指摘した通り、今世紀に入り、日本だけではなく、世界の先進国共通の現象として、貧富の格差が拡大している。これに伴い、巨大企業に対する視線はかつてないほど厳しくなった。TPPへの反感も同様だ。
スターバックスはこれまで熱帯雨林の保護やフェアトレード、ダイバーシティの推進などで先進的な活動を展開し、米国社会から高く評価されてきた。だからこその厳しい批判、という側面もある。(オルタナ編集長 森 摂)(この続きは、朝日新聞社WEBRONZAの筆者連載コーナーと月刊誌「月刊総務」連載コラムに近日掲載します)