これまた当然のことながら、大型で肉付きのよいウズラや、成長が早いウズラ、卵をよく生むウズラなど、家禽としての改良品種は、特許など知的財産化の対象となっている。
片や絶滅危惧2類に分類されている日本の野生ウズラ。生物多様性の視点などからも、野鳥の家禽化、その再野生化と地域亜種の進化などを探求する上でも、大きな知的、学術的価値があることだろう。しかし、それを知的財産として評価する手段を、残念ながら今の私たちは持ち合わせていない。
カルピス㈱人事・総務部 坂本優
<「食品特許 2013年11月,12月号」、「バルディーズ研究会通信158号」より抜粋加筆>
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