もちろん、一足飛びに理想とする「到達地点」に辿り着けるわけではありません。活動分野や対象によっては、何十年、何百年もかかることがあるでしょう。だからこそ、1年毎に、自分たちはどの程度の成果を目指すのかということを事業計画として明確にする必要があるのです。

残念ながら、乏しい経営リソースのため、NPOは一気に全ての社会課題を解決することは出来ません。自団体の経営リソースや強み・弱み、成長のフェーズなどに照らし合わせながら、適宜、プライオリティ(優先順位)を付け、計画的に事業規模を大きくし、1年毎に小さな成果を着実に積み上げていかなければならないのです。

日本全国で講演や研修をさせていただく中で、自由に自らの立ち振舞や身の処し方を決められるという「self-defining」な境遇は、NPOにとってマイナスに働いているような感じがします。

自らの存在を定義するということは、非常に高いレベルの自律性・自立性が求められます。それらが現在の日本のNPOに本当に備わっているのかというと、答えはNoです。目先の作業に忙殺されていることを理由に、自分たちの存在価値、つまり成果について追求せず、結果についても執着せず、のんべんだらりと活動を行っている、そのようなNPOが多いように思います。

2月28日(土)に開催する、NPOマーケティングで社会を変える!「草莽塾(そうもうじゅく)」の最終成果報告会兼「NPOマーケティング・セミナー~たった半年でここまで変わる!~」では、こうした成果に対する意識に目覚めた6団体の取り組みをご紹介します。

各団体が取り組む社会課題の解決に向けた、ファンドレイジング、会員・ボランティアの獲得、目標・指標の設定など、成功した点、失敗した点を余す所なくお話しさせていただきます。ご興味のおありの方は、是非、お越しください。

◆『NPOのためのマーケティング講座』(学芸出版社)
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2576-7.htm
◆「NPOマーケティング・セミナー~たった半年でここまで変わる!~」
http://blog.canpan.info/hijichomoku/archive/762

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