女性活躍の時代に、若手四人組の信州ご当地アイドルグループ「オトメ☆コーポレーション」が「山ガール」に認定されました。2月15日に長野県での「信州山岳環境魅力発信フォーラム」トークセッション(「県政タウンミーティング」と兼ねて開催)に参加しました。今回は人と自然の共生を学びましょう。(株式会社伊藤園 常務執行役員=笹谷秀光)
■ 信州 山ガール
「信州の山の保全と活用」というテーマで、阿部守一知事をはじめ、信州大学鈴木啓助氏、オフィスエム 寺島純子氏、オーストリア大使館ルイジ・フィノキアーロ氏が参加しました。
7月の第4日曜日を「信州 山の日」と制定し、これに合わせて行っている、信州の山や自然に関する魅力を発信する企画でした。「オトメ☆コーポレーション」が挑戦した登山、狩猟、林業などの活動成果について、「生物多様性保全」のさまざまな側面をカバーする、すばらしい報告がなされました。
■ 「生態系サービス」で理解する「生物多様性」
「生物多様性」には、生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性の3つの意味があります。企業の場合や消費者の場合は、これを「生態系サービス」という利用面から見るとわかりやすいのです。
生態系を供給サービス・調整サービス・文化的サービス・基盤サービスの四つの機能に分類しています。供給サービスは、動植物を食べ衣食住に関連する根源的な産業活動に関係。調整サービスは、バイオテクノロジーや、病害虫管理、農業・林業土木技術・先端技術開発に関係。文化的サービスは、エコツーリズムや農山村との交流のサービス産業に関係。基盤サービスは土壌・生態系などの基礎研究です。すべて人類の生存に必要不可欠なものです。