パソナ、日本マイクロソフトは29日、「女性の活躍推進」や「多様な働き方」を実現するため、テレワーク導入・活用に際してポイントと最新事例を伝えるセミナーを東京・大手町で開催した。7月3日から全国5都市で開催しており、ICTを活用した在宅勤務などによって、育休復帰領域を拡大した事例を紹介している。(CSR48、キューアンドエー株式会社=来栖香)

■ワークスタイル変革がなぜ必要か

一般社団法人テレワーク協会の富樫美加事務局長。後援団体として参加し、テレワーク業界全般の現状と課題を解説した

一般社団法人テレワーク協会の富樫美加事務局長。後援団体として参加し、テレワーク業界全般の現状と課題を解説した

ワークスタイルの変革が必要な理由の一つに、人材確保がある。企業にとって、少子高齢化に伴う労働力の減少は避けられない状況だ。近い将来、「ワークライフバランス」「生産性の向上」という経営課題を突きつけられるであろう。その解決策として、多様な働き方を実現できる職場環境が求められている。

■多様な人材の能力を活かす「リンク ワークスタイル」
今回のセミナーでは、パソナの「キャリアママチーム」が紹介された。テレワーク制度を導入したリンクワークスタイルという働き方の提案だ。リンクワークスタイルでは、様々な人材が個々の能力を発揮し、働く場所を問わず、メンバー同士が繋がって高い成果を生み出す。特徴は、クラウドサービスなどを利用しながら、在宅勤務など離れた場所でも「つながって働く」という点だ。チームメンバーがつながることで、離れていても成果を出せる強い組織になる。  

女性が育休から復帰する際、「復帰することが目標」となってしまい、キャリアダウンとなるケースも多い。このキャリアママチームでは、営業や管理職など、一般的に復帰が難しいとされるポジションで復帰できることを目指している。また、営業成績も成約率が1.5倍という成果を出していることもあり、社内でママ社員のロールモデルとなり、育休後の復帰領域拡大につながっている。