ふたつめは「The Inner Child (インナーチャイルド・秘めた幼児性)」。日本人は普段は真面目で規則を守る民族であるが、飲み会での無礼講の場などでは急に羽目を外すことも多い。本田氏はこれを「インナーチャイルド」と定義し、こうした性向こそがクリエイティビティには必要だと強調した。そのトリガーのひとつとなる「カラオケ」も、日本が生みだした世界に誇れる商品としている。

この2つが組み合わさると、3つめのキーワード「The Next Stage Creative(次世代クリエイティブ)」が生み出されるという。これは、オリジナルをいじったりして遊ぶ精神だ。日本人はオリジナルを再構築することが得意である。

その背景には、オリジナルの本質へのリスペクトがあり、その上で遊び心を持ちながら真似をするので、オリジナルの良さを保ったままで再構築できる。事例として、本来は中国発祥のラーメンを改良することで、数千種類ものラーメンを創り出している。日本はラーメンによって世界の食を変えている。

■自信を持たなければクリエイティビティは生まれない

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