熊本地震で携帯キャリア3社が相次ぎ被災地支援

4月14日、熊本県で震度7の揺れを観測する地震が発生した。これを受け、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯キャリア3社は4月15日、熊本県内に設置された公衆無線Wi-Fiを無料で開放した。契約の有無にかかわらず、アクセスポイント名「00000JAPAN」を選択すると、無料でネット通信が行なえる。(オルタナ副編集長=吉田広子)

「00000JAPAN」は、災害用統一のSSID。事業者との契約の有無にかかわらず、災害時に公衆無線LANが全てのユーザーに開放される。2011年の東日本大震災を受けて、大手通信会社などが加盟する「無線LANビジネス推進連絡会」が発足し、「00000JAPAN」が生まれた。

ヤフーが2006年に設立したYahoo!基金では、熊本地震災害の緊急支援募金を開始し、インターネット上で決済できる「Yahoo!ネット募金」で寄付を募っている。Tポイントは1ポイントから寄付できる。

ユーザーから集まった寄付と同額(上限2000万円)を上乗せするマッチング寄付の仕組みで、現時点で2300万円以上が集まっている。

このほか、業務用データ復旧事業などを行うリプラスは、熊本県で発生した大型地震、余震におけるBCP(事業継続)対策のため、故障したサーバ・コンピュータ機器のデータ復旧サービスの無償提供を開始した。 クラウドサービス「TENMA」も3カ月間、無償で提供するという。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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