東京農業大学と民間企業2社が運営する山村再生支援センターは、木質バイオマス資源の利用促進を目的とした技術説明会を9月16日から東京、盛岡、京都、広島の各都市で順次開催する。新技術やアイデアの実用化に向けたパートナーの発掘を目指す。
木質バイオマスはCO2排出の国内クレジット制度やオフセット・クレジット(J-VER)制度の実施手段として、企業や地方自治体から注目が集まる。説明会では木質バイオマスの利活用促進につながる技術や新製品、新事業などが紹介される予定で、参加費は無料。定員50名の事前申込制となっている。
同センターの活動は林野庁の補助事業として2009年度から実施され、同年度はカーボンオフセットや木質バイオマスの安定供給などの各分野で、企業と山村をマッチングさせる92の案件を成立させている。(斉藤円華)