[Sustainablebrands.comから翻訳・転載]6月20日は国連総会で制定された「世界難民の日(World Refugee Day)」。UNHCR(国連高等弁務官事務所)は6月19日、「Global Trends 2016」を発表し、世界で紛争、暴力、迫害によって強制移動を強いられた人は過去最多の6560万人に上ったことを報告した。難民の日に合わせ、各地でイベントやキャンペーンなどが展開されている。(オルタナ副編集長=吉田広子)
「グローバル・トレンズ・レポート(年間統計報告書)2016」によると、2016 年末時点で家を追われた人の数は 6560 万人に上り、2015 年末時点と比べて約 30万人増えた。
6560 万人のうち、難民は過去最多となる 2250 万人で、シリアが最も大きな難民発生国(550 万人)である。南スーダンでも2016年7 月から年末までに73万9900人が国外に避難し、難民の数が急増している(現在187万人)。