「発信型三方良し」と「協創力」を軸に公式サイト

急速なグローバル化の中で、外国人が認めたり、国際機関が作ったものがすべて日本にあっているというものではありません。
「いいものは残る」。突き詰めればそういうことです。

むしろ、いいものを見つけるきっかけとして外国人の目線や国際的な考えを取り入れるということでしょう。

例えば、国連で決めた持続可能な開発目標(SDGs)の素晴らしさをどう「自分事化」して使うか。企業は、本業の中で関係者との「協創」により商機につないでいます。

この点は競争戦略の権威である米国のマイケル・E・ポーター教授らが、自社の利益と社会価値の同時実現を目指す「共有価値の創造」(CSV)という新たな競争戦略を示しました。
勤務先の伊藤園が2013年にポーター教授にちなんだ「ポーター賞」(一橋大学大学院国際戦略家科の運営)を受賞したのがきっかけで、ポーター教授のCSVの考えに共鳴しています。

マイケル・ポーター教授と一橋大学大学院で(2016年12月)

■「三方良し」には補正が必要

sasaya_hidemitsu

笹谷 秀光(CSR/SDGsコンサルタント)

東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年~2019年4月伊藤園で、取締役、常務執行役員等を歴任。2020年4月より現職。著書『CSR新時代の競争戦略』日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代』(ウィズワークス社・2015年)。『 経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)、『Q&A SDGs経営』(日本経済新聞出版社・2019年)。 笹谷秀光公式サイトー発信型三方よし 執筆記事一覧 

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..