この様に見ていくと、社会モデルのほうが現代社会において受け入れやすいようにも感じますが、例えば下肢障害により歩行が困難な人に対し、段差の解消という社会モデルからのアプローチも大切ですが、一方で段差がなくなっても歩行の困難さはあるわけですから、歩行機器の使用や医療面の対応をするような個人モデルからのアプローチも本人の社会参加にとっては重要です。

WHOが障害の正しい理解の普及のため、2001年に採択した国際生活機能分類(ICF)では、障害の構造を一方向からの関係からとらえるのではなく、心身機能・構造、参加、活動、健康状態、環境因子、個人因子が双方向に作用しているとしています。このICFの視点から障害を見ると、より柔軟な考えが必要であると理解出来ます。

障害は捉え方によっては、誰にでも関係することであり、自分事として、また大切な人のこととして考えることで、押し付けや一方通行ではない柔軟な対応に繋がるのではないでしょうか。あらためて、職場や家族で障害とは何か話し合ってみませんか。

※「サービス介助士」とは、主にサービス現場で障害のある人や高齢な人などが、何かお手伝いが必要な際に、さっとお手伝いができるように、基本的な介助技術を学んだ人で誰でも取得することができます

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