外務省は12月20日、第3回「ジャパンSDGsアワード」の結果を発表した。最高賞となるSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞は魚町商店街振興組合(福岡県北九州市)が受賞し、SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞には、大阪府、「九州力作野菜」「果物」プロジェクト共同体(代表:イオン九州)が選ばれた。(オルタナ編集部=中山涼太)
ジャパンSDGsアワードは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、優れた国内外の取り組みを行う日本に拠点のある企業・団体などを表彰している。
魚町商店街振興組合は、SDGs目標の一つである「質の高い教育」を達成するため、商店街の店主が専門的な知識を披露する講習会「まちゼミ」などを開催している。
「九州力作野菜」「果物」プロジェクト共同体は、発酵副生バイオマスを堆肥化、また堆肥を利用した野菜や果物をブランド化し販売するプロジェクトを行っている。このプロジェクトにより、低炭素化だけではなく、九州全体の農業振興につながり、高付加価値の農業バリューチェーンを構築した。
SDGs副本部長(外務大臣)賞に選ばれた特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalは、おにぎりアクションを行っている。おにぎりアクションでは、おにぎりの写真をSNSに投稿、またはおにぎりアクション特設サイトに投稿すると給食5食分相当の寄付を協賛企業が行い、アフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる。
富士メガネは、難民への視力支援活動をはじめとする海外支援のほか、国内外で教育支援、文化・スポーツの振興などの活動に取り組んできた。
<第3回ジャパンSDGsアワード受賞者>
▼SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞
・魚町商店街振興組合
▼SDGs副本部長(内閣官房長官)賞
・大阪府
・「九州力作野菜」「果物」プロジェクト共同体
▼SDGs副本部長(外務大臣)賞
・特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International
・株式会社富士メガネ
▼SDGsパートナーシップ賞(特別賞)
・日本リユースシステム株式会社
・徳島県上板町立高志小学校
・大牟田市教育委員会
・公益社団法人日本青年会議所
・株式会社大和ネクスト銀行
・そらのまちほいくえん