三菱UFJがESG方針改訂、NGO「期待外れ」

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFJ)は13日、環境や人権に関する与信方針を2年ぶりに改訂した。北極圏やオイルサンドに関わる石油・ガス開発は環境・社会リスクが高いため「特に留意する事業」に追加するなどの変更を行った。これに対し環境NGOは、「化石燃料事業への融資制限の基準と明確な段階的廃止計画がない」などと不十分さを指摘。「3メガバンクのなかで最も期待外れ」と批判している。(堀 理雄)

改訂された「MUFJ環境・社会ポリシーフレームワーク」の内容(抜粋)

大手銀行のESG(環境・社会・ガバナンス)方針をめぐっては、みずほフィナンシャルグループと三井住友フィナンシャルグループが先月相次いで脱炭素方針を厳格化する改訂を発表。MUFJの新方針に注目が集まっていた。

今回改訂された「MUFJ環境・社会ポリシーフレームワーク」を受けて、環境NGOレインフォレスト・アクション・ネットワークは14日、声明文を発表した。以下が全文。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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