注目される「ワンヘルス」:人・動物・環境を健康に

杉下智彦東京女子医科大学教授は、オンライン講演「ニューノーマル時代の人類と自然の新しい関係」として「ワンヘルス」(One Health)の重要性を語った。ワンヘルスは「人、動物、環境は相互に密接な関係があり、それらを総合的に良い状態にすることが真の健康である」という概念だ。(オルタナ総研コンサルタント=室井 孝之)

ワンヘルスのイメージ図 出所:WWF

同教授は、WWFが11月12日開催した「パンデミックと自然破壊」で強調した。

ワンヘルス(One Health)は、 1998年マレーシアで発生したニパウイルス感染症(オオコウモリより感染した豚が感染源とされる感染症)をきっかけに、野生動物保護や獣医学領域の専門家が立ちあがり、2004年に米国で開催された野生生物保護学会が「One World One Health」をテーマにしたことが端緒である。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..