3.11から10年、最大の鎮魂を考える

【連載】地球の目線2021(4)

3.11東日本大震災からまもなく10年。

あの経験を通じて私たちは、こうした大災害が「未曾有」でも「想定外」でもなく日本列島の「常態」なのだということを知った。

実際、過去にも貞観津波はじめ大体100年〜150年に一度、明治・昭和三陸沖津波のレベルであればほぼ毎世代、日本のどこかで起こっていた事実があらためて認識された。

311で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市
shinichitakemura

竹村 眞一(京都芸術大学教授/オルタナ客員論説委員)

京都芸術大学教授、NPO法人ELP(Earth Literacy Program)代表理事、東京大学大学院・文化人類学博士課程修了。人類学的な視点から環境問題やIT社会を論じつつ、デジタル地球儀「触れる地球」の企画開発など独自の取り組みを進める。著者に『地球の目線』(PHP新書)など

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