競泳の元五輪選手の伊藤華英さんが中心となり、女性アスリートが抱える「月経」に関する教育・情報発信型プロジェクト「1252project」を立ち上げた。スポーツ科学博士でもある伊藤さんはこのほど、コロナ禍をきっかけにはじまった、若いアスリートを競技横断で支える組織、一般社団法人「スポーツを止めるな」の理事に就任。プロジェクトではセミナーの開催やオンラインでの相談窓口の設置などを行い、これまで話題に上りにくかった生理が女性アスリートの身体とメンタルに与える影響への正しい理解の普及、問題解決に挑む。(寺町幸枝)