サステナビリティ重要単語:広義のコンプライアンス

■今さら聞けないサステナビリティ重要単語:広義のコンプライアンス

「コンプライアンス」は一般的に「法令順守」と訳されますが、「狭義」と「広義」があります。狭義のコンプライアンスは法律、条例など、「それを破ると法的に処罰される可能性があるもの」です。(オルタナ副編集長・吉田広子)

広義のコンプライアンスは、法令にとどまらず、社内規則や業務マニュアルなど「社内規範の遵守」、そして、社会の常識・良識などの「社会規範の遵守」が大切です(出典:CSR検定3級公式テキスト1章の5「コンプライアンスの本質」)。

ハードロー・とソフト・ローの違いとは

憲法や法律、条例など、破ると法的に処罰されるものを「ハード・ロー」、それ以外の社会の規範や要請、世論などを「ソフト・ロー」と呼びます。このソフト・ローに対応することこそが、広義のコンプライアンスです。

広義のコンプライアンスは、法令だけではなく、広く社会の声を聞かなくてはなりません。そのためには、サステナビリティ/CSR部の担当者は、常日ごろからさまざまなステークホルダーと対話を重ねていくことが重要です。

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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