オルタナ
「サステナ経営」の潮流を捉える
ミャンマーの僻地・無医村「ミャウンミャ」から④
「全124世帯にトイレを設置できたんだ」。私たちが支援するミャウンミャ地区・カンコーズ村の地域健康推進員が、とびきりの笑みで伝えてきた。4年間かけて自分たちの村全戸にトイレを設置できた達成感で、本当に嬉しそうだった。もちろん私も感激した。「ああ2015年はたった15%しかトイレが無かった村に、全部トイレができたんだ」と。(NPO法人ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会「MFCG」代表理事・医師・気功師・名知仁子)
名知仁子(なち・さとこ) 新潟県出身。1988年、獨協医科大学卒業。「国境なき医師団」でミャンマー・カレン族やロヒンギャ族に対する医療支援、外務省ODA団体「Japan Platform」ではイラク戦争で難民となったクルド人への難民緊急援助などを行う。2008年にMFCGの前身となる任意団体「ミャンマー クリニック菜園開設基金」を設立。15年ミャンマーに移住。
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