慶應大、生協からの還付金を募金に

慶應義塾生活協同組合では脱退手続きの際に、出資金を返還する代わりに被災地への支援金として振替できる仕組みを新設した。

これは慶応大学4年生の山田翔太さんがtwitterで「卒業の際に生協から1万円還付されます。この際ぜんぶ募金しちゃおうよ」とつぶやき、多くの人が賛同したことがきっかけだった。山田さんが生協と交渉して実現に至った。

 山田さんは「今回は周知と喚起が目的。被災地復興には資金が必要ですが、レジ横にある募金箱におつりを入れる程度では、被災地の復興には繋がりにくい。その点で還付金はちょうど良いと思った」と話す。全国大学生協連は出資金返還の一部を被災者に募金できるよう各大学生協に呼びかけている。こうした動きは他大学にも広がりそうだ。(オルタナS 木村絵里)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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