東北から被災者200人招き、物産展で支援

イベント開催に向けて、真剣に打ち合わせている飲食店経営者達

東北の被災者を集めた物産展・名産料理ブースを集めたイベントが6月25、26日に横浜公園内(横浜スタジアム周辺)で開催される。主催は、神奈川県の飲食店で構成された組織「かながわ11(カナガワイレブン)」。同団体はこれまで被災地での炊き出し活動などを行ってきた。

被災地の企業含め被災者200名を横浜に誘致し、被災者の手で消費者に直接販売する機会をつくる。東北4県60ブースの出展・出品の他、宮城県第三女子高等学校音楽部のOGで結成された合唱団のコーラス実演、被災地の人が伝える写真展・体験談などが開催される。当日は、これまで炊き出し活動をおこなってきた「元気!屋台村」も今回は地元・横浜で出展を行う。

被災地以外の協賛企業も多数出店し、その収益金はすべて被災地支援金として使われ、被災地の方の出展に関する費用は主催者側が負担する仕組みになっている。

「かながわ11」は株式会社フードリンク主催の座談会で生まれた組織で、発起時は神奈川県内の飲食店経営者11人で構成。現在、その活動の輪を広げており、賛同する飲食店経営者が更に集まりつつある。「かながわ11」では、これまで宮城県名取市で炊き出しを行ってきたが、避難している方々が「ありがとう」を受け取れる場をつくり、仕事を作り出すことが必要と考え今回のイベント実施となった。(オルタナS 滝井圭一)

現在、イベント開催に向けて協賛企業やボランティアスタッフなど募集している。
イベントの詳細や、これまでの活動報告、問い合わせについてはこちらまで
http://www.kanagawa11.com/index.html

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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