真夏日でも節電効果で500万kW減

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夏至の22日から翌23日にかけて全国的に猛暑日を記録する地域が広がる中、東京電力管内の最大電力需要が東日本大震災以降初めて4千万キロワットを超えた。最大供給力の4780万キロワット(24日予想)に迫るものの、昨年の同時期よりも約500万キロワット下回り、節電効果が表れた形だ。

ピーク時の電力需要は22日が4129万キロワット、23日が4225万キロワット。23日の都心部の最高気温は32.2度で、冷房需要が増加したとみられる。昨年初めて真夏日となった6月16日のピーク需要は4665万キロワットだった。

暑さが本番を迎える7月以降は電力需要のひっ迫も予想されるが、同月中には東京電力広野火力発電所(福島県広野町、出力380万キロワット)が運転再開予定で、計画停電などは回避されるとの見方もある。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年6月24日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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