「eco.定期預金」の西武信金に経営者「環境力」大賞

西武信用金庫の落合理事長(前列中央右)

優れた中堅・中小企業を顕彰する「2011年度経営者『環境力』大賞」(NPO法人環境文明21、日刊工業新聞社主催)に西武信用金庫(東京・中野)の経営陣が選ばれた。

同金庫が2008年に導入した「eco.定期預金」は、預金者が定期預金の利息(税抜き後)の20%相当額を地域の環境団体などに助成金として拠出。同金庫も同額の助成金を出す仕組みで、これまで37団体に685万円を助成してきた。

初年度の取り扱いは約11億円だったが、昨年は約66億円と6倍に増え、総額約181億円に達している。5年目の今年も60億円が目標で、6回目の助成金の贈呈式が7月に予定されている。

大賞では地域の顧客とともに環境施策に取り組む企業姿勢が評価された。

事業支援担当職員の松本聡さんは「顧客や地域の環境NPOだけでなく、商品説明をする職員の環境意識も向上している」と話している。 (オルタナ編集部=赤坂 祥彦)

「eco.定期預金」による西武環境保全活動助成金のご案内

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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