
宮城県塩釜市の商店街を支援するためのガイドマップ「がまっぷ」がこのほど完成した。東日本大震災を受けて観光客が激減した塩釜市の魅力を発信しようと、宮城県の大学生7人が企画した。
東日本大震災の津波の被害を受けた塩釜市には松島への遊覧船乗り場があり、以前は観光地として賑わっていた。しかし、2011年の観光客は前年比で42%減少。商店は復旧しつつあるものの、観光客は減少したままだ。
そこで、損保ジャパン環境財団が運営する環境NPOのインターンシップに参加した宮城県の大学生が、塩釜の魅力を改めて広くアピールすることを目的に、がまっぷを作成することになった。
がまっぷには、塩釜神社をはじめとした地元の観光スポットや「ずんだロール」といった特産品などについての情報などが掲載されている。今後 、都内や仙台駅周辺の観光案内所などで2000部を配布していく予定だ。3月22日には、西新宿(東京都・新宿)で、5人の学生たちが「がまっぷ」300部を配布した。 (オルタナ編集部=赤坂祥彦)